平成30年度「環境保全対策基金事業計画」において、産業廃棄物処理業に対する理解を促進する事業として、「児童・生徒向けの環境学習やイベント等を通じて、廃棄物の適正処理や3Rの推進について理解を深める。」とし、「環境学習を広報啓発等事業の一つ」として位置付けた。
さらに、協会の30年度事業計画において、「学校教育において、資源循環をテーマとする環境学習の普及促進を図るため、特別委員会を設置し検討を進めます。」と、設置目的を明確にしたうえで、特別委員会を設置することとした。
ただし、30年度は、2年に1度の役員改選の年に当たるため、5月の総会で新役員が選出されるまでの間は、会長、副会長、常任理事による環境学習準備委員会において検討が進められた。
【準備委員会】 | |
開催日: | 第1回準備委員会(4月17日) 第2回準備委員会(5月9日) 第3回準備委員会(5月30日) |
【特別委員会での検討及び環境学習授業の実施】 | |
開催日: | 環境学習普及促進特別委員会の設置(6月27日) |
第1回環境学習普及促進特別委員会(7月5日) | |
第2回環境学習普及促進特別委員会(7月24日) | |
模擬授業及び第3回環境学習普及促進特別委員会(8月20日) | |
1回目の登戸小における環境学習授業の実施及び委員参観(9月26日) | |
第4回環境学習普及促進特別委員会(10月23日) | |
2回目の登戸小における環境学習授業の実施及び委員参観(11月2日) | |
第5回環境学習普及促進特別委員会(11月27日) | |
第6回環境学習普及促進特別委員会(12月19日) | |
第7回環境学習普及促進特別委員会(平成31年1月30日) | |
平成30年度 第2回 環境保全対策基金運営委員会(1月30日) | |
第8回環境学習普及促進特別委員会(2月14日) | |
3月定例理事会(3月26日) |
○第1回準備委員会(4月17日)
環境保全対策基金運営委員会の瀧委員長より「資源循環型の環境学習」(案)の提示・説明がされ、それに対する質疑応答、意見交換がなされた。
この中で、千葉市立登戸小学校の総合学習の時間で、瀧委員長による授業が可能か登戸小を訪ね、確認することが決定された。
○第2回準備委員会(5月9日)
9月以降、登戸小4年生(3クラス、74人)の社会科の授業の中で、瀧委員長による授業が可能であるとの登戸小訪問結果が報告され、登戸小で授業を行うことで準備を進めることになった。
併せて、登戸小での授業の前に、他校の児童に対し、模擬授業が行えるか検討することになった。
○第3回準備委員会(5月30日)
登戸小での授業実施の場合、9月に資源循環型の環境学習の導入部の授業を行い、その後、市のパッカー車の来校による「ごみ分別スクール」の実施及び市清掃工場見学の後、まとめの授業として2回目の授業を行うとの登戸小との打合せ結果が報告されるとともに、授業実施方法の検討や教材の作成等を事業委託する場合の経費等が説明・検討された。
○環境学習普及促進特別委員会の設置(6月27日)
特別委員会の設置が6月定例理事会で承認されるとともに、委員が選出され、委員長に山本副会長が選出された。
○第1回環境学習普及促進特別委員会(7月5日)
高橋委員を副委員長に選任した。
準備委員会での検討事項等が報告された後、環境学習の目的や具体的な活動について検討がなされた。
登戸小での環境学習授業については、サステイナブル・デザイン研究所(西原代表)に委託することとし、西原代表から事業実施計画が説明された。
○第2回環境学習普及促進特別委員会(7月24日)
登戸小の4年生3クラスに対し、1回目の授業は、9月26日(水)の2限目(1組)、3限目(2組)、4限目(3組)に45分授業として順次行うことが報告された。
また、夏休み中の8月20日午後に、協会会議室において千葉アミカルスポーツクラブの児童を対象に模擬授業を行い、終了後に特別委員会を開催することが決定された。
○模擬授業及び第3回環境学習普及促進特別委員会(8月20日)
協会会議室において、千葉アミカルスポーツクラブの児童11人に対し、途中休憩を挟んで、午後1時30分から3時15分まで、2時限分の模擬授業を行った。
引き続き、模擬授業を参観した登戸小学校の校長先生、教頭先生、髙山アドバイザーを交えて、特別委員会を開催し、模擬授業の感想や授業方法や教材について改善すべき事項等について話し合った。
○1回目の登戸小における環境学習授業の実施及び委員参観(9月26日)
授業風景 | 授業風景 |
○第4回環境学習普及促進特別委員会(10月23日)
1回目の授業を参観しての感想及び意見交換を行った。
2回目の授業を11月2日(金)に行い、中間報告を経て、12月の理事会で最終報告を行うとの今後の予定が報告された。
○2回目の登戸小における環境学習授業の実施及び委員参観(11月2日)
授業風景 | 授業風景 |
○第5回環境学習普及促進特別委員会(11月27日)
サステイナブル・デザイン研究所(西原代表)より環境学習事業の中間報告がされ、最終報告に向けて質疑、意見交換がされた。
提出された報告書及びDVD |
○第6回環境学習普及促進特別委員会(12月19日)
環境学習事業の報告書と授業風景のDVDが提出されたことが報告された。
千葉県でも環境教育について検討しているので、県の動向を注視しつつ、協会の環境教育についての方向性を検討していくことが確認された。
○平成30年12月までの経過
平成30年度の協会の新規重点事業である「環境学習」については、協会の新体制発足後の6月27日開催の6月定例理事会において、山本副会長を委員長とする環境学習普及促進特別委員会が設置された。
以後4回の特別委員会での検討及び夏休みの模擬授業を経て、千葉市立登戸小学校において社会科の授業の一環として「環境学習授業」が実施され、その後、第5回、第6回特別委員会において環境学習授業の中間報告及び最終報告がされるとともに、平成31年度「環境学習」事業について協議がされた。
○第7回環境学習普及促進特別委員会(平成31年1月30日)
千葉市教育委員会次長を訪問し、登戸小における環境学習授業を説明したことが報告された。
また、今後の環境学習普及促進事業の進め方等について協議がされた。
○平成30年度 第2回 環境保全対策基金運営委員会(1月30日)
「平成30年度環境保全対策基金事業計画の進捗状況について」の中で、環境学習授業について、以下のとおり報告がされた。
また、「平成31年度環境保全対策基金事業計画(案)」の中で、「環境学習普及促進事業の実施」が独立の新規項目とされ、基金事業計画は了承された。
○第8回環境学習普及促進特別委員会(2月14日)
第2回環境保全対策基金運営委員会の開催結果及び千葉県環境基本計画(案)について報告及び説明がされた。
また、31年度の環境学習普及促進事業の進め方等について協議がされ、社会科の先生方の研究グループに講師をお願いして、千葉市内の小学校で31年度も「環境学習授業」を行うこと、今後の協会の行う環境学習事業は、県の計画策定に沿って検討していくこと、31年度の予算額は、30年度の実績などを勘案して500万円を計上すること、が決定された。
○3月定例理事会(3月26日)
平成31年度事業計画案及び収支予算案が承認された。